GIMP入門8 袋文字を作る
GIMP入門8 袋文字を作る
・文字の入力
・文字を塗りつぶす
・袋文字を作る
みなさんこんにちわ。中学生のためのプログラミング講座です。今回はGIMP入門編の第8回、最終回です。今回は、派手な装飾がついた袋文字を作ってみましょう。
文字の周りに縁取りがある文字を「袋文字」といいますが、派手な袋文字を使って、ロゴを強くアピールすることができます。
まず、「ファイル」から、「新しい画像」を選択して、キャンバスのサイズに「1280 掛ける 720」と入力して、「OK」をクリックします。
これで、1280 掛ける 720 ピクセルの画像が出来ましたので、「描画色」のアイコンをクリックして、カラーピッカーで、左クリックで、ドラッグしながら、白を選択して、「OK」をクリックします。そして、「編集」から、「描画色で塗りつぶす」を選択して、これで白の背景ができましたので、この上にロゴを作っていきます。
まず、フォントの色として、「描画色」をクリックして、カラーピッカーで、左クリックでドラッグしながら、赤を選択して、「OK」をクリックします。
そして、テキストツールを選択して、画像ウィンドウ上で左クリックして、ここに「GIMP」と入力します。ここで、フォントのアイコンをクリックして、できるだけ太いフォントで、今回はこの「エアリアル ヘビー」を選択します。
次に、「GIMP」の下で左クリックして、ここには日本語で、「デザイン」と入力します。そしてこちらは、フォントのアイコンをクリックして、「メイリオ ボールド」を選択します。
このようなフォントです。
次に、「GIMP」の文字をクリックして、文字の左端から、ドラッグしながら、文字をなぞって、すべての文字を選択して、フォントサイズに「200」と入力して、エンターを押して、入力枠を、左クリックでドラッグして拡大して、このように表示して、さらに、カーニングの欄には、「25」と入力して、エンターを押すと、このように表示されます。
今、文字が重なっていますので、いったん、「移動ツール」を選択して、「デザイン」の文字を、ドラッグしながら、下に移動します。
そして再度、「テキストツール」を選択して、「デザイン」の文字をクリックして、こちらも同様に、左端から、ドラッグしながら、文字を選択して、こちらはフォントサイズに「165」と入力して、エンターを押して、そして、カーニングは0としますが、ここで、標準のままだと、この「イ」と「ン」の文字の間が、少し開いていますので、この間をクリックして、ここにカーソルを持ってきて、この間のカーニングは「マイナス10」と入力します。
これでエンターを押して、「イ」と「ン」の間の間隔が詰まって、「デザイン」の文字がバランスよく配置されました。そして、「移動選択ツール」を選択して、2つのテキストをドラッグしながら、画面の中央に配置します。
それから、今「デザイン」のフォントが少し細いので、まず、「レイヤー」から、「レイヤーをキャンバスに合わせる」を選択して、これで「デザイン」のレイヤーが、テキストレイヤーから通常のレイヤーに変わりましたので、
「ファジー選択ツール」を選択して、画面の余白をクリックすると、これで、「デザイン」という文字以外の、画面の白い部分が選択範囲に設定されて、さらに、「選択」から、「選択範囲の反転」を選択して、これで今、「デザイン」の文字の赤い部分が選択範囲になりましたので、再度、「選択」から、「選択範囲の拡大」を選択して、「拡大量」の欄に「3ピクセル」と入力して、「OK」をクリックすると、これで選択範囲が3ピクセルだけ拡大されましたので、
「編集」から、「描画色で塗りつぶす」をクリックして、これで「GIMP」の文字と、「デザイン」の文字が、大体同じ太さになりました。
次に、文字を金色に塗りつぶします。
「グラデーションツール」を選択して、グラデーションのアイコンをクリックして、「ゴールデン」を選択します。そして、今、「デザイン」の文字が選択範囲になっていますので、この上から、左クリックで、ドラッグしながら、下に持っていって、クリックを放すと、このように、選択範囲が「ゴールデン」のグラデーションで塗りつぶされます。
このグラデーションの配色を編集したいときは、この白丸をドラッグして、動かして調節するか、
または、ダイアログの上の、「グラデーション」のアイコンをクリックして、その下の、鉛筆のアイコンをクリックすると、ここで、下の白い三角と黒い三角をドラッグして、グラデーションの配色を編集できます。
このように、グラデーションの編集が終わったら、いったん、「移動ツール」を選択して、これでグラデーションの編集が解除されましたので、
次に、「選択」から、「選択を解除」を選択して、これで金色の「デザイン」の文字ができました。
次に、「GIMP」の文字も同様に、金色にしますので、「GIMP」のテキストレイヤーを選択して、「レイヤー」から、「レイヤーをキャンバスに合わせる」を選択して、これで、「GIMP」のレイヤーが、通常のレイヤーに変わりましたので、
「ファジー選択ツール」を選択して、画像ウィンドウ上の、白い部分でクリックすると、このように、「GIMP」の赤い文字以外の白い部分が選択範囲になって、
さらに、この「P」の文字の中の白い部分も、シフトキーを押しながら、クリックして選択します。
そして、「選択」から、「選択範囲の反転」をクリックして、これで「GIMP」の赤い文字の部分が選択範囲になりましたので、
再度「グラデーションツール」を選択して、先ほど作った「ゴールデン」のグラデーションで、「GIMP」の文字を、上からドラッグしながら、金色に塗りつぶします。そしていったん、「移動ツール」を選択して、グラデーションツールを終了してから、「選択」の、「選択を解除」をクリックして、これで金色の文字ができました。
ここで再度、「GIMP」の文字を、ドラッグして、画面中央に持ってきて、さらに、「デザイン」の文字も、ドラッグして、配置を調整して、これで、2つのテキストが、画面の概ね中央に配置されましたので、
上の「デザイン」のレイヤーを選択して、ダイアログ下の、「下のレイヤーに統合」を選択して、
これで「GIMP」の文字と「デザイン」の文字が、1つのレイヤーに統合されました。
最後に、「レイヤー」から、「レイヤーをキャンバスに合わせる」を選択して、レイヤーのサイズを修正します。
さらに、これを袋文字にしていきます。
「ファジー選択ツール」を選択して、画面上の余白でクリックして、これで文字以外の白い部分が選択範囲になって、
さらにこの「P」の中の白い余白も、シフトキーを押しながら、クリックして、
これで、画面上の白い部分が選択範囲になりましたので、
「選択」の「選択範囲の反転」をクリックして、これで、金色の文字の部分が選択範囲になりました。
さらに、「選択」から、「選択範囲の拡大」をクリックして、拡大量に、「10ピクセル」と入力して、「OK」をクリックします。するとこのように、選択範囲が10ピクセル拡大されましたので、
「新しいレイヤーを追加」をクリックして、「OK」をクリックして、これで新しいレイヤーが追加されましたので、
「描画色」をクリックして、ここでは、ドラッグしながら、黒を選択して、「OK」をクリックします。これで描画色が黒になりましたので、
「編集」から、「描画色で塗りつぶす」を選択すると、このように、選択範囲が黒く塗りつぶされますので、
この黒のレイヤーをドラッグして、「GIMP」のレイヤーの下に持ってきてドロップすると、このように、金色の文字の外側に、黒い縁取りができました。
さらに、「選択」から、「選択範囲の拡大」を選択して、拡大量を同じく、10ピクセルとして、「OK」をクリックします。
するとまた、選択範囲が10ピクセル拡大されましたので、再度、「新しいレイヤーを追加」をクリックして、「OK」をクリックして、このように、新しいレイヤーが追加されましたので、
描画色をクリックして、今度は、ドラッグしながら、赤色を選択して、「OK」をクリックします。
これで描画色が赤になりましたので、
「編集」から、「描画色で塗りつぶす」を選択すると、このように、赤の縁取りになって、さらにこの赤のレイヤーを、ドラッグして、黒のレイヤーの下に持ってくると、
このように、黒の縁取りの外側に、赤の縁取りができました。
さらに、「選択」から、「選択範囲の拡大」を選択して、今度は30ピクセル拡大して、「OK」をクリックします。
さらに、「選択」から、「境界をぼかす」を選択して、境界のフチをぼかす量を、100ピクセルに設定して、「OK」をクリックします。これで、選択範囲が30ピクセル拡大して、さらに100ピクセルぼかされますので、
「新しいレイヤーを追加」をクリックして、「OK」をクリックして、新しいレイヤーを追加して、
今度は、描画色をクリックして、ドラッグしながら、グレーを選択して、「OK」をクリックします。これで、グレーの描画色で、「編集」から、「描画色で塗りつぶす」をクリックすると、
このように、グレーのぼかしが入って、この灰色のレイヤーを、赤のレイヤーの下に持ってくると、このようにグレーのぼかしができました。
それでは、「選択」から、「選択を解除」をクリックして、選択を解除して、これで、袋文字のロゴが完成しました。
最後に、「ファイル」から、「名前をつけて保存」を選択して、「画像の保存」のウィンドウで、デスクトップを選択して、ファイル名に「GIMPデザイン」と入力して、「保存」をクリックします。
以上でGIMP入門編を終わりますが、GIMPの基本的な使い方を理解できたでしょうか。GIMPはとても機能が豊富で、今回ご紹介できなかった機能や、デザインのテクニックがまだまだたくさんありますので、これからさらに勉強して、素晴らしいデザインを作ってみてください。
それではまた。
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