GIMP入門2 基本操作

GIMP入門2 基本操作

GIMP入門2 基本操作

・画像の表示

・画像サイズの変更

・レイヤーの操作

・ファイルの保存

 みなさんこんにちわ。中学生のためのプログラミング講座です。今回はGIMP入門編の第2回です。 
 今回は、実際にGIMPで画像を編集してみましょう。

 まず、ピンやジェイペグなどのファイル形式で、画像素材を準備します。
 画像素材がない方は、概要欄のリンクから、画像ファイルのダウンロードのサイトを開いて、画像ファイルの「ダウンロード」をクリックして、画像ファイルをデスクトップに、保存します。これで、デスクトップに「ARキャラ」というピン形式の画像ファイルができました。

 次に、この画像ファイルをGIMPで開きます。
 上のメニューの「ファイル」から、「開く インポート」を選択して、 「画像ファイルを開く」のウィンドウで、「デスクトップ」の、「AR キャラ ピン」を選択して、「開く」をクリックします。 これで、画像が表示されます。

 画面の下には、この画像が今100%の大きさで表示されていて、この下矢印をクリックして、ここで表示倍率を変更することができます。
 または、コントロールキーを押しながら、マウスのホイールを動かすと、このように、画像の表示を拡大・縮小することができます。
 さらに、上のメニューの、「表示」から、「表示倍率」を選択して、ここで拡大・縮小を選択するか、
 または、画像ウィンドウの上で、右クリックして、ここにメニューが表示されますので、 この「表示」から、「表示倍率」を選択して、ここで拡大・縮小を選択して、画像の表示倍率を変えることができます。

 なお、これはあくまで画像の「表示倍率」を変える操作で、画像のサイズそのものが拡大・縮小しているわけではありません。

 次に、画像そのもののサイズを変更してみましょう。
 現在の画像サイズは、一番上に画像ファイルの情報が表示されていて、そこに「800 掛ける 800」と書いてありますが、これで、この画像サイズが 800 掛ける 800 ピクセルであることがわかります。
 画像サイズの変更には、ツールアイコンの「拡大・縮小ツール」をクリックするか、または上のメニューの「ツール」から、「変形ツール」の、「拡大・縮小」を選択します。
 そして、「拡大・縮小ツール」を選択した状態で、画像ファイルの上でクリックすると、 画像の周りと中央に、四角が表示されて、 また「拡大・縮小」という新たなウィンドウが開きました。
 この画像の周りと中央の四角を「ハンドル」と言って、ウィンドウは「ダイアログ」といいます。 
 
 次に、ハンドルを、左クリックでドラッグして、マウスを動かすと、 このように、画像のサイズを拡大・縮小することができて、 このとき、ダイアログの幅と高さの数値が変わります。
 サイズを変更したら、ダイアログの「拡大・縮小」をクリックするか、またはエンターキーを押すと、 このように、画像は拡大して表示されましたが、少し画像が切れています。 これは、「レイヤー」だけが拡大されて、「キャンバス」の大きさはそのままのため、画像が一部表示されなくなっている状態です。

 「レイヤー」というのは、画像が表示される薄いシートのようなものです。このレイヤーを拡大・縮小したり、あるいは色を変えたりして画像を編集することができて、さらにこの上に別のレイヤーを追加して、新たな画像を追加して、レイヤーごとに別々に編集して、複数のレイヤーを重ね合わせて1つの画像を作ります。

 右下の「レイヤー」の項目には、現在この「ARキャラ」の画像は1枚のレイヤーだけでできていることがわかります。

 そして「キャンバス」というのは、このレイヤーの表示領域のことです。例えば、絵と額縁があったときに、別の大きな絵を飾りたいと思っても、額縁がそのままであれば絵は一部分しか表示できずに、残りの部分は額縁の外に出てしまいます。
 先ほどの拡大の操作では、絵であるレイヤーだけが拡大されて、額縁となるキャンバスが拡大されていないため、一部が隠れてしまって表示されていません。

 ここで、レイヤーに合わせてキャンバスの大きさを変えるには、上のメニューの「画像」から、「キャンバスをレイヤーに合わせる」を選択すると、「レイヤーマスクの追加」のウィンドウが開いて、ここでは「キャンセル」をクリックして、 これで、レイヤーのサイズにキャンバスが拡大されて、拡大されたレイヤー全体が表示されました。このとき、上の画像サイズも拡大されています。

 次に、このレイヤーを移動してみましょう。
 ツールボックスの左上の、十字の矢印の「移動ツール」 で、レイヤー、選択範囲、その他のオブジェクトを移動することができますので、これをクリックして選択して、
 次に、画像の上にマウスオーバーして、ここで、左クリックで画像をドラッグして、マウスを動かすと、このように、レイヤーを移動することができます。

 このとき、キャンバスの一部にグレーのチェックが表示されましたが、これは、この領域に画像情報が何もない、空白の部分があることを表しています。

 それでは、コントロールキーとZキーを同時に押して、この移動の操作を元に戻します。
 画像の編集をしているときに、前の操作を取り消して元に戻したいときは、コントロールキーとZキーを同時に押すか、
 または上のメニューの、「編集」から、一番上の「元に戻す」の項目を選択します。

 次に、レイヤーを追加してみましょう。レイヤーを追加するには、上のメニューの「レイヤー」から、「新しいレイヤーの追加」をクリックするか、
 または画面右下の、「新しいレイヤーを追加」のアイコンをクリックして、ダイアログが開いて、ここでレイヤーの設定ができますが、そのまま「OK」をクリックします。
 すると、もとの「ARキャラ」のレイヤーの上に、新たなレイヤーが追加されました。

 ここで、「ARキャラ」のレイヤーの、左の目玉マークをクリックすると、「ARキャラ」のレイヤーが非表示になって、新しいレイヤーだけが表示されますが、このとき、新しいレイヤーにはまだ何も画像がありませんので、グレーのチェックが表示されて、空白の状態を表しています。

 それでは、「ARキャラ」の左の部分をクリックして、目玉マークを表示して、
 これで、「ARキャラ」のレイヤーが再度表示されますので、

 最後に、編集した画像ファイルを保存するには、上のメニューの「ファイル」から、「名前を付けて保存」を選択して、「画像の保存」のウィンドウが開きますので、ファイル名は「ARキャラ XCF」というファイル名で、デスクトップを選択して、「保存」をクリックします。
 これで、デスクトップを見ると、「ARキャラ XCF」のファイルが保存されています。この「XCF」というのは、GIMPで扱う画像のファイル形式で、レイヤーやパスの情報などが含まれています。

 ピンやジェイペグといった一般的な画像のファイル形式で出力したい場合は、メニューの「ファイル」から、「エクスポート」を選択して、「画像をエクスポート」のウィンドウが開きますので、一番下の「ファイル形式の選択」の項目をクリックすると、様々なファイル形式が表示されて、この中から、ジェイペグや、PDF、フォトショップ画像や、ピン画像などのファイル形式を選択できますので、「エクスポート」をクリックすると、それぞれのファイル形式で出力されます。

 それでは、ウィンドウを閉じて、
 今回は以上です。それではまた。